「思った通りにAIが答えてくれない…」
そんな経験をしたことはありませんか?
AIを使いこなすカギは プロンプト(指示文)の書き方 にあります。
この記事では、ChatGPTを例に、効果的なプロンプト設計のコツを整理しました。初心者でも今日から実践できる内容です。
プロンプトとは?
プロンプトとは、AIに対して投げかける「指示文」のこと。
質問や要望をどう表現するかによって、返ってくる答えの質は大きく変わります。
基本の書き方 3ステップ
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目的を明確にする
- 「英語のメールを翻訳して欲しい」
- 「Pythonでサンプルコードを書いて欲しい」
→ ゴールを最初に書くことで、AIが回答の方向性を理解しやすくなります。
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条件や前提を具体的に伝える
- 「カジュアルな文体で」
- 「200文字以内で要約して」
- 「表形式ではなく箇条書きで」
→ 曖昧なままだと期待外れの答えが返りやすいので、制約を加えるのがポイント。
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アウトプット形式を指定する
- 「Markdown形式で」
- 「YAMLフロントマター付きで」
- 「ステップごとに説明して」
→ 実用的な出力を得るために、形式をはっきり伝えましょう。
よくある失敗と改善例
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失敗例:「ブログ記事を書いて」
→ 内容もトーンも不明確で抽象的すぎる。 -
改善例:「Markdown形式で、初心者向けに“デジタルデトックス”のブログ記事を書いて。タイトル・日付・タグのフロントマターをつけて、導入→見出し→まとめの流れで」
→ 条件を具体化することで、すぐに使える記事が完成します。
上級テクニック:ロール指定
AIに「役割」を与えることで、回答の精度をさらに上げられます。
- 「あなたはプロの編集者です。ブログ記事の見出しを改善してください」
- 「あなたはフロントエンドエンジニアです。Next.jsでのコード例を示してください」
→ この一言で回答の方向性がガラリと変わります。
まとめ
- プロンプトの質がAIの答えを決める
- ゴール・条件・形式をセットで伝えると精度が上がる
- ロール指定でプロらしい出力を引き出せる
次回は「プロンプトの思考モード別の違い(GPT-5のInstant/Balanced/Thinking)」も解説予定です。
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